社会人の英検受験にS-CBTテストを強くお勧めする理由(体験談)

2022年11月18日金曜日

英語

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社会人の英検受験はS-CBT一択と思う(※ただし準1級~3級)

S-CBTなら1日で4技能試験が終わり、受験会場も選べる!

英検は従来型「一次試験(筆記)を受け、合格したら二次(面接)に進む」の手順がおなじみですね。でも、申し込みから結果が出るまで、かな~りの時間を要します。

一方、S-CBTは、「コンピュータベース」のテストのため、リーディング、リスニングはもちろん、ライティングや面接もPCに向かって行います。面接といっても「生身の試験官」はいません。PCに向かって、ヘッドセットをつけ、映像の面接官から問われたことに回答します。味気ない感じもしますが、面接官との相性など気にしなくていいので、回答に集中できます。何もかもがPCで完結します。しかも、従来型より受験料が少しお得です!

二次試験待ちをしない分、合格までの期間短縮ができますし、年に3回の従来型と従来型の間に実施頻度の高いS-CBT受験もできるため、なるべく合格のチャンスを得たい方は期間を詰めて受験すれば良いのです。(受験できる回数には制限がありますが)

従来型は、受験票が届いてはじめて会場が分かりますが、S-CBTは英検の公式サイトで空き状況を見て、好きな会場を選ぶことが出来ます。社会人なら出張先の受験もありですね。

S-CBTはテストセンターと呼ばれる場所で、ブースに仕切られたスペースでの受験になります。たいていの会場はアクセスは悪くないはずです。このことは、緊張の出やすい方や、駅から離れた会場までの道のりが気になる方にも受験機会が増えると思います。

2020年にCBT試験で合格。その後、S-CBTに統一なるも、入力方法は「選べる」

私が準1級を受験したときには、CBTとS-CBTの二つのテストがありました。
前者はすべてPC操作で問題も回答もするというもの。後者は、問題の出題はPCで行われるものの、回答は手書きをするというものでした。その後「S-CBT」の名称に統一され、回答方法は、手書きでも、PC入力でもどちらでも選べるようになったのです。

PC入力に慣れない方や学生さんは手書きの方が良いと思いますが、毎日PCを使う社会人なら、キーボードの方が断然早いです。何せあとで書き直すときに、消しくずは出ないし、途中、文章を追加&削除という動作も楽々できます。手書きよりずっと有利だと思いました。PC入力と言っても、英作文の構成を考えるためのメモ用紙も渡されますから、ある程度は手元で書いて、一気にPCで清書するイメージです。

届いた合格証にはCBTで受験したことが記載されてはいますが、履歴書にはそれを書く必要はありませんし、英語レベルも同等のものとされています。

英検準1級S-CBT受験当日の体験談

私は首都圏のテストセンターで受験しました。会場に着くのが早すぎて、中に入れなかったので、近くのベンチで当時受講していたネイティブキャンプ(オンライン英会話)の先生と英会話の口慣らしがてらにフリートークをしました。
話はちょっとだけ脱線します。色々な英会話のプラットフォームを使いましたが、ネイティブキャンプは事前予約が必要なくて、自身のタイミングで、その時間受講可能な先生に申し込んでスタートできるので、「わずかな空き時間にスマホで10分トークOK」という軽さが最高に良かったです。「今から英検受験なんですよね~、練習に付き合ってくれますか?」と、たまたま受講できた日本人先生にお願いして緊張をほぐすことができました。

テストセンターはコロナ対策の消毒などバッチリされています。会場の外にロッカーがあって、荷物は持ち込めなかったと思います。先ほども書きましたが、机と椅子がずらっと並び、ついたてを使い三方仕切りになっていています。各机にはノートパソコンとヘッドセットが置かれています。メモ用のA4サイズほどの紙は、受験の直前に渡されました。

試験はスピーキングからスタートしました。私は事前にテストのシミュレーションをしていたにも関らず、スモールトーク(よくあるアイスブレイク用の質問)のときに、ボタンを押してから回答をスタートするという動作を忘れていたことに途中で気づきました。つまり「回答の音声がふきこまれていない」というとんだミスをしてしまいました。スモールトークだったので、アーティテュードに影響したかも知れませんが、立て直すぞと気持ちを切り替えられ、逆によかったかもしれません。

ヘッドセットをつけているものの、質問が流れて最初にしゃべり出すのが気恥ずかしく、モゴモゴしていたら周りのみなさんが回答をはじめ、声がかき消される状態で英語をしゃべることができました。でもスタートが数秒遅れたので、回答を終えるのが遅くなってしまい、みんなが喋り終えたあとに一人ソロで数秒しゃべることになりました(笑)もちろん、個々のブースで喋りますから、誰の声は分かりません(笑)とにかく無我夢中です。

スピーキング、リスニングに続き、リーディングが始まると、途端に困ってしまいました。メガネは持参しましたが、問題文の文字が小さく、ノートパソコンの画面のせいか見えづらいのです。文字を大きくする方法はあると思いますが、テンパっていてそこに時間を割くことができずそのまま継続することになりました。通常ならマウスのセンターホイールとコントロールキーで拡大出来ると思いますが、念のため配慮が必要な方は事前に事務局に確認した方が良いかも知れません。

英作文は、タイピングで入力しましたが、文字数がカウントされるので数える手間がいりません。それだけでも労力が削減でき、大切な作業に集中できました。テストが出来上がった人が部屋からどんどん出ていく中で、タイプミスのないよう最後まで粘り抜いて仕上げました。

おかげさまで、最初の音声入力ボタン操作を誤ったにも関わらず、合格できました。

S-CBT対象は、準1級〜3級のみ。1級は対象外
です。1級の敷居はなかなか高いですが、2023は挑戦予定にしてます。引き続き、英語の記事を書いていきたいと思います。

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プロフィール

オフィスワーカー。 金曜夜の図書館通いと、日々の英語学習。英検1級と英文事務の仕事を獲得したく日々コツコツと。 大島信頼先生の本を読み、現代催眠に興味を持つ。機能不全家族の中で育った長女。いつでも聞き役。いつでもマウントとられる人。FAP療法の体験について誰かの役に立てばと願う。

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